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実り?

すっかり秋も深まり、店頭にもイチジクが並ぶ季節なわけだが、ウチのイチジクにも果実が実った!


枯れたと思ったバナーネだが、わずか一年で果実をつけるまで至った。




まぁ未熟果だから食べらんないんだけどさ。


コンポート(甘露煮)にすれば食えるかな?

数個しかないから試す気にもならないけど。
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ビオレッタ植えた

今年の春に挿し木したビオレッタを植え付けた。
本当は来年植え付ける予定だったんだけど、鉢からはみ出した根を、毎回切るのは忍びなくてな。
鉢植えだと水遣りもマメにやんなきゃなんねくてめんどっちいし。


特注サイズの遮根ポット埋めて、ガーデンブロックを置いただけのものだけど、かなーりいい感じだ。





順調に育っているし、来年か再来年には実をつけそうだな。



憧れのイチジク

イチジクはウマい!


コンポートもウマいが生のイチジクは特にウマい。


しかしこのイチジク。店売りだとほどよく熟してるのがない。コンポート向けの販売だな。
というのもイチジクは実が柔いので輸送に向いてないんだ。
鉢植えにも向かないし、熟したイチジクは土地持ちの家しか食べられない、憧れの果物だったよ。



そんなイチジクをオレはなんとしても庭に植えたかった。


植えるにあたって最大の問題点はその根張り力だ。
イチジクの根は建物の土台を壊すから、家の近くに植えちゃダメってことだが、さて、どうしたものか。



ウチの団地は丘を切り開いて作っているから、基本南下がりの造成地だ。
その高低差を埋めるべく、団地全体が階段のようになっており、ほとんどのお宅は四方を土留めで囲っている。
当然ウチも同様だ。
庭のど真ん中に植えればいいんだろうが、そこにはシンボルツリーであるスモモが植わっている。
しかし右か左に寄せれば土留めがあるし、狭い庭にはかなり難しいぞ。




そもそも本当に土台を壊すような根が張るのか?
オレが子供のときイチジクを植えてた友人宅は、家から10センチくらいしか離してなかったぞ?
ヤツデと勘違いして植えたんじゃなかろーかとも思えるが、国道沿いのイチジク植えてる家も、建物に隣接して植えてる。


しょせん迷信か?


いや。もしかしたらビミョーに建物が傾いたり、なにかしら影響が出ているかもしれん。
しかし『お宅、傾いてません?』なんて聞けるわけがない。



真偽が定かでないのなら、危険は避けるが鉄則だ。
万が一にも180万円した土留めを壊したくないしな。


そこでオレは、遮根ポットに目を付けた。
遮根ポットってのは、布のような生地を植木鉢型に縫いあわせた代物で、水や空気は通すが根は通さないという優れものだ。
果樹農家なんかが根域制限して管理しやすくするのに使うらしい。
これのデカイやつを地面に埋めてしまえば根張りなんて関係なくね?
そう思ったオレは、遮根ポットを作ってくれる業者を探し、直径180センチの遮根ポットを作ってもらった。
価格は送料込みで六千円程度。2~3万円は覚悟していたのでこれは嬉しい誤算だった。



これを地面に埋める予定だったが、縫い目から根が抜け出すことも考え、地面に置くだけとした。
まぁ細い根しか抜け出ないみたいだから気にし過ぎだな。

しかしこのままだと強度が足りないので、木製の柵を周りに埋め込み、土の圧力で破けないよう補強しておく。
ちなみに柵にかかった費用は一万円以上。
なんか間違ったかもしれん。


ここに山砂を投入し、植え付け場所は確保できた。



次は品種選びだが、この辺りでよく見かけるのはホワイトゼノアってやつだ。
耐寒性が強く豊産性。甘味が強く、苗木がホームセンターで600円程度。
魅力的な品種だな。
しかし樹勢が強く巨木になるそうだ。
ウチの植え付け穴は直径180センチしかないぞ。
これは却下だな。




次に目を付けたのが【バナーネ】ってやつだ。
こいつは巨大な夏果と極甘の秋果が収穫できるという、いわゆる二期成りって品種だ。
耐寒性、樹勢ともに普通くらいで、注目の品種らしい。
すごい魅力的な品種だが、南東北で耐寒性=普通は命取りかもしれん。
そう思いあちこちの園芸店ホームページを覗いていると、他の園芸店の紹介文には『耐寒性=強』とあった。
気になって調べていくと耐寒性評価はまちまちで、普通か強い、どちらかわからない状態だ。
ようするに、新しい品種だから詳細不明ってことだろう。


だったらオレが耐寒性をテストしてやるぜ!
さっそくバナーネを注文。送料込みで4500円。高えなぁ‥‥


しかも届いた苗木が小せえ!大苗って話だったんだかな‥‥。


さらに使ってる土が怪しい!ネコブセンチュウに感染してる気配が尋常じゃなかった。
ネコブセンチュウがイチジクにとって致命的だってのは有名だ。
オレの持ってる園芸書にもそう書いてあるし。
ネコブセンチュウにさえ気をつけておけば、あとは病害虫もつかず丈夫に育つ。
しかしネコブセンチュウに感染してしまったイチジクは味も収穫量も極端に悪くなるそうな。
しかも一度ネコブセンチュウを持ち込んでしまったらその土壌は汚染され、根絶は不可能!
危険すぎる!

オレはそれとなく購入先に問い合わせたところ、『庭土に堆肥を混ぜただけの土』との回答・・・・

熱処理すらしてねーのかよ!
危なっかしくて植えらんねーわ!



オレはバナーネを挿し木にして、植え付けは延期することにした。
2008年夏の頃だ。
ちなみに秋頃ホームセンターに行ったら、バナーネが1200円で売っていた。チィィィィッ!!


翌年の春、バナーネを挿し木にして土は植木鉢ごと廃棄。
念のため2本挿し木したが、2本とも成功。
イチジクの挿し木は簡単だな。
植え付けられるのはさらに翌年、2010年だ。
2年も無駄にしてなにやってんだ!
しかも園芸店で850円の大苗発見!
チクショ~ッ!!

2010年4月。
ようやくイチジクが植えられる時がきた。
が、準備していた植え付け場所は、子供達の砂場として提供してしまっていた。
植え付けるまでという約束だったが、ヒマさえあれば砂遊びをしている子供達から砂場を奪うのは酷であろう‥‥
しゃあねえ!
別に作るか!
オレは小さめな植え穴を空け、そこに直径60センチ程度の遮根ポットを埋め込んだ。
予定よりだいぶ小さい植え穴だが、これでも容量は100リットルくらいあるからな。
これでしばらく育ててみよう。
用土は市販の培養土とバーク堆肥を大量投入。



苦節19ヶ月!
ついにイチジクの植え付けができたぜ~!

だが2010年4月は天候不順でな。
4月下旬なのに大豪雪!
余裕でスネまで降り積もりやがった。

イチジクは樹液が動き出す3~4月に霜に当たるとまずいらしい。
かといってどうすることも出来ない。ただ見てるだけだ。
それから5月になっても芽が出ない。
6月になっても芽が出ない。
グォォォォォッ!!
なんでじゃ~!

チクショウ。どうしてこうなるんだ。千円二千円なら諦めもつくが、4500円だぜ。
いや、園芸店で850円だから850円の損害なのか?
いや、損害はカネじゃなくて時という歳月であって‥‥



‥‥‥嘆いていても仕方ない。
別の品種を購入だ!
次は耐寒性を考慮し【ビオレッタ】という品種を購入。
コイツはドイツ生まれの品種で耐寒性には定評がある。甘さや酸味の評価も高く、鉢植え向きで豊産性らしい。
完全にウチのためにあるような品種だが、致命的な欠点があった。
それは、とってもお高いということ。
エンピツのようなチビ苗で5500円!価格はどこも同じようなもんだ。
特許の関係上、これ以上下げると採算があわないんだろうな。
しかしラッキーなことに、たまたま仕事で山形県に行くことになった。
山形県にはオレが愛用する苗木屋さんがあって、そこで直接買ってしまえば送料がかからない。
苗木だけで5500円だからな。
少しでもお買い得感を演出しないと踏ん切りがつかない。



行ってみるとスンゲー苗木の数。しかも全部デカイ。
他の苗木屋は同じ価格でも半分に満たないサイズだからな。
一度ここで買っちまったら他で買う気にはならんよ。
さっそくビオレッタがあるか聞いてみると、あいにくの在庫切れ。
もともとビオレッタは委託販売みたいだし(特許の関係上、委託販売が数品種ある)6月ともなれば苗木販売自体が終了直前だ。
仕方あるまいな。

オレはガックリとしていたが、そこで店員さんから驚きの提案が。
『耐寒性テストで2年ほど外に出しておいた大苗でよければお譲りしますが。』
とのことだった。
なんという幸運!
オレは即購入を決め、品物を受け取った。
苗木の状態は良好。
鉢のサイズが10号鉢だからやけに重いが、その分育ちも良かった。



さて、問題はネコブセンチュウに感染しているかどうかだが、大概の苗木は感染しているみたいだし、用心したほうが良さそうだな。

さっそく挿し木にする。来年には植え付けたいからな。
念のため大鉢に3本。花苗用ポットに6本作ったが、全て成功。

本当に挿し木成功率高いな。



しかしここで予想外の自体が起こる。
なんと死んだと思っていたバナーネから芽が出てきたのだ!
すでに7月!なんで今ごろ芽吹くんだよ!



こうして現在イチジクは2品種。
さあ、植え付け場所はどうしようか。

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つよし

Author:つよし
福島県郡山市に住むフツーの会社員。
小さな庭で現在孤軍奮闘中。

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